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中小企業のためのIT、DXはどうなっているのか?

真弓先輩
デジタル庁ができて、いよいよ本格的にDXを!ということが国策として進みそうだし、秋田県でも佐竹知事がDXの推進を広く強く宣言してるよね。
アイ
そうですね。我が社もDXを企業や自治体などに提案するのがコア事業なので、まさに本領発揮というところですね。
真弓先輩
まあ、そうなんだけど・・・「紺屋の白袴」という諺が示すように、肝心の我が社内のDXについては、まだまだ整備の真っ最中というところだね。
アイ
でも先日、経済産業省が認定した「DX認定制度」に当社が認定されましたよね。しかも首都圏の企業を除くと、東日本で初めてという快挙ではないですか!

※ DX認定制度
DX認定制度とは、「情報処理の促進に関する法律」に基づき、「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項に対応する企業を国が認定する制度です。 独立行政法人情報処理推進機構(以下、IPA)が、本制度に関わる「DX認定制度事務局」として各種相談・問合せ、及び認定審査事務を行っています。(出典:経済産業省)

真弓先輩
DX認定企業になっても、それが提案先にすぐにDXのための素晴らしい提案をできるということではないということは、私たちが一番良く分かっているんだけどね。やる気モードは全社を挙げて全開となっているけどね。
アイ
DXについては結局デジタル化とデジタライゼーションとゴッチャにしている場合が多く、

①ハコモノとしてのITやツールの普及
②それらのITやツールを生かした経済活動や人々の生活をよりよくするDX

という、「仕組みの変化」を伴うものであるということですよね。

それをいうなら、DXは一気に変わる、変えるというより、既存のやりかたや方法がそれまでのものから、じっくりと変わることになる、という一定の時間が必要ですよね。
真弓先輩
そうなんだよね。DXはマジックワードでも特効薬でもないわけで、従来のアナログ的な仕事や生活をデジタルな行いに合わせて仕組み毎変えていくという、一朝一夕にはできない、壮大なプロジェクトだね。働き方改革などの根底にあるのはDXがベースにあって、テレワークやデジタルツールを使いながら、働き方を変えるということだから。
アイ
DXは、誰が・どういうやりかたで・誰に・伝えていくことになるんですか?当社ができそうなことは、自治体や取引先の企業に対して、クラウドやネットワークコンピューティングでテレワークなどでも、セキュアなシステムを構築したり、RPAやAIでITによる自動化で、人間の「知的な肉体労働から解放」したり、ということはぼちぼち成果が出始めているように思います。
真弓先輩
そうね。でもね、まだまだ目の前にある、身近なところへの提案はできるにしても、極めて特定な分野であったり、一部に過ぎなかったりするわけで、より多くの市場や分野に対してこのDXを進めていかなければ、焼け石に水とは言わないまでも、実現には相当時間がかかるわね。
アイ
それは、特定の企業や団体がDX的な要素が必要であったり、それに気が付いて、あるいは我が社が気付きの面でご一緒して、提案することができて、初めてDX化への一歩が踏み出せたりするわけですね。
真弓先輩
でもね、日本全国をみると、今日本には400万社くらいの企業があるけど、その大半、たぶん体感的には99%は30人未満の中小企業だよね。それの中小企業は全国どこにでもある状況は全く同じ。結局大企業や一部の自治体や団体などのDXの先進事例が出始めているとしても、99%を占める広範に存在する中小企業をDXの準備段階といえるデジタル化を進める必要があるというのは分かるよね。
儲からないから、提案できない中小企業に、どうやって進めるDXが今後の課題
アイ
そうですね。でもデジタル化というのは、中小企業でも結構使っているような気がするのですが。
真弓先輩
正確に言えば、コンピュータやスマホ、ネットワークなどのデジタル化の装備という点では、割合と導入は進んでいるというのは、昨年の調査結果も分かるわね。でもで、導入しているということと、本当にデジタル化された情報や仕組みを企業ごとに経営に役立つ利活用できているかというと、まったく話が違うわけね。
アイ
どういうことですか?
真弓先輩
中小企業デジタル化応援隊事業って知ってるよね。当社でも昨年秋田県内でこの事業にパートナーとして参画したので分かっていると思うけど、実はこの中小企業デジタル化応援隊事業を行って分かったこと、目の当たりにしたことがあったの。それは「導入しているけど、使っていないIT=デジタル」ということ。

※ 中小企業デジタル化応援隊事業
経済産業省、中小企業庁、独立行政法人中小企業基盤整備機構の流れで、中小企業のデジタル化を進めるべく開始した、IT支援事業。特にコロナ感染症対応や働き方改革の必要性が高まる中、デジタルツールに関心があってもノウハウがなく導入・定着に至らない中小企業へのITサポートを充実させるため、フリーランスや兼業・副業人材等のIT専門家を「中小企業デジタル化応援隊」として選定し、その活動を支援している。2020年からこの事業が始まり、現在も2期目が行われている。

アイ
なぜうまく使われていないんでしょうか?
真弓先輩
つまりね、我々にも問題があるというか、仕方がない部分があって、企業へのIT提案は企業側にITの専門の担当者が必ずいるような大手企業が基本的な提案先であり、その次には、IT専門部隊はいないが、外部に委託して開発、運用をお願いしているような、中堅企業があって、その2つのクラスが、一般的には我々のようなIT販売店や開発会社が提案する対象なわけ。しかし、実際、開発や運用のための費用を出すことが難しい企業も多く、我々もすべての企業へ提案ができない、という事情があるの。
アイ
なるほど、まさしく理想と現実のGAP・・・ですね。
真弓先輩
まあ平たく言うとそういうことで、全国のIT販売店にも事情があるのね。なので、中小企業には、ITツールが入ったとしても、自社に合う「使いやすくて、経営に役立つ使い方」を得られるということはストレートには難しい。つまり、導入しても、使いこなせない状況が生まれるわけ。
アイ
そういう意味ではDX認定企業となった我々は、地域のDX推進にあたり、いかにして「企業規模に関わらず、デジタル化、DX化を数多く提案し、普及を進めることができるか?」これが、今後のミッションとなりますね。がんばらねばー。
今更ですが「RPA」について

皆さんこんにちは。ADK富士システム営業の五十嵐です。今回は世の中にすっかり浸透した感のある「RPA」についてご紹介します。既に自社で導入されている方、「RPA」という言葉は聞いたことがあるけど今更人には聞きづらい・・・という方、さまざまかと思いますが、改めてとりあげてみたいと思います。
 

<RPAって何?>
 「RPA」はRobotic Process Automationの略語です。直訳するとロボットプロセスの自動化ですが、実際にはコンピュータ上での操作など(この「など」が曲者です)を自動化してしまう技術やツールを指します。また便宜上、ソフトウェアロボットやデジタルレイバーなどという概念的な言葉で表現される、RPAツールで作成された個々の「ロボット」を指す場合もあります。
前述した「コンピューター上での操作など・・・」ですが、皆さんが会社で使っているPCでどんな操作をされているか考えてみて下さい。

会議資料の作成(ワープロや数字データの集計など。データの統合は手間ですよね?)
メール(多数のお客様や関係者からのメールに忙殺されていませんか?)
・インターネットでの情報検索(さまざまな情報がネット経由で入手できる時代です)
・社内システムへのデータ入力や閲覧(入力作業は必要ですが地味に大変です)
・ゲーム?(勤務中は絶対止めましょう。私は勿論してません。)

等々多岐にわたると思います。「など」が曲者・・・と書きましたが、ヒトによってコンピュータ上で実現する事のイメージが様々な為、私がお客様に説明する際も、なかなかお客様がイメージできる形でお伝えするのが難しいツールでもあります。
話を戻して、もしこれらの業務のうち、皆さんの1日の勤務時間の大きな割合を占める業務が他のヒトにお任せできたら、他の有益な仕事にもっと時間を割けるのに・・・といったお悩みはありませんか?RPAはこの問題を解決できるかもしれない技術とツールなのです。

 どんな風にRPAが動くのかイメージできない方もいらっしゃるかもしれません。弊社HPのリンクを貼りますのでこちらをご覧ください。まるで人が操作しているかのように、デスクトップ上の画面が次々に操作されたり、データが書き込まれる様子が分かると思います。


 < RPAソリューション・・・ぺージの中ほどに動画が5本あります>



このようにRPA技術とそれを実現するツールを使って、これらのうち、主にヒトが操作する部分(正確には操作を含んだ業務プロセスになります)を自動化する「ロボット」を作成し、作成した「ロボット」により業務の効率化を図る目的で使われるケースが現在殆どではないでしょうか。

 と、ここまで便利感を醸し出しておきながらなのですが、単にRPAツールを導入すれば、企業の業務効率化が果たせるという訳ではありません。別の機会にご紹介しますが、RPAと一緒に語られるキーワード「BPR」(Buisiness Process Re-engineering)を忘れてはいけないのです。これは簡単に言うと業務改革であり、業務プロセス(組織や制度も関連しますが)の抜本的な見直しを行う事なのですが、その為に有効なツールの一つとして「RPA」が注目されているわけです。

 ただしこのBPRを完全に成し遂げるのは簡単ではありません。はっきり言って時間もコストもかかります。
 そこでRPAの出番です。将来的なBPRによって成し遂げられる業務改革と全体最適化の一部として、ヒトのロボットへの置き換えによる業務効率化・自動化をスモールスタートで実現できるため、現在官・民問わず、多くのところで利活用が始まっているのです。

 ロボットは教えられたことを教えられた通りに実行するだけですが、実際のヒトと違って感情を持ちません。もし与えた指示に誤りがあって、度々指示を変更しなければいけない場合も、「昨日と言っている事が違う」などと不平不満を漏らす事もなく、黙々と指示を実行します。業務フローの組み換えを実際にする場合、そしてそこに実際のヒトが関わる場合に比べ、実際の業務のトライ&エラーの繰り返しが、非常に簡単に行えるのは大きなメリットと思います。


最近ではMicrosoft社が、無料で利用できる「Microsoft Power Automate」をリリースしていますので、無料で体験してみたい方は、触れてみるのも良いと思います。
弊社でも取り扱っている(こちらは有償ですが)、有名どころのRPAツールには、以下があります。

BizRobo!
WinActor
UIPath

それぞれ詳細の説明は割愛しますが、製品ごとに特長があり、お客様のお好みで選択も可能です。
RPAツールは、前々回ご紹介したIT導入補助金の対象ツールにもなっており、今後益々ご利用されるシーンが増えていくのではないでしょうか。
 ちなみに弊社では、前回ご紹介したMAツール「SATORI」とRPAツール「BizRobo!」を組み合わせて、マーケティング業務に活用しています。


 さて、ここまで読んでいただいた方、RPAツールに興味が湧いてきたのではないでしょうか?弊社では「!Center秋田(ビックリセンターあきた)」という、RPA講習を受けられる施設とプログラムを用意し、皆様のRPAツールの利用やロボット作成サポートしております。毎月2回講習を開催していますので、RPAツールやRPA講習にご興味のある方は、是非弊社までお問い合わせ下さい。

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あきたDX通信>>>>> 編集長 伊嶋謙二 /// 編集スタッフ 伊藤真弓 /// 主幹:鈴木守 /// エイデイケイ富士システム株式会社 DXセンター

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