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ビジネスの分散が起こる日本と求められる働き方改革【あきたDX通信】

★ ワーケーションは観光地で仕事すること、ではない? ★

ともみ
先輩、いよいよ春ですね。雪もずいぶん少なくなってきて、気分も明るくなります♪
真弓先輩
そうだね、コロナがまだ収まってはいないけど、いい季節になりつつあるよね。
ともみ
そういえば、うちの会社で、ワーケーションに関する活動を開始しているというのを聞いたんですが、教えてもらえませんか?
真弓先輩
去年2020年の11月頃に「秋田ワーケーション推進協会」※の立ち上げに弊社が参画していたよね。同じころ実は、県南のエリアにあったコワーキング施設のリノベーションに着手、ワーケーションの拠点として整備を進めていて、2021年3月26日にオープンするんだよ。
ともみ
ワーケーションって、あまり詳しくわからないんですけど、どういうものなんですか?
真弓先輩
ワーケーションの定義はいろいろあると思うけど、そもそも、「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語なの。欧米を中心に始まったと聞いてるよ。働き方改革、リモートワーク、テレワークというようなバズワードからの派生と見られているね。
ともみ
「ワーク」と「バケーション」を合わせた「ワーケーション」ということは、観光地で仕事をするとか、観光しながら仕事をするとか、ということですか?
真弓先輩
うーん、単に出張の延長線上にあるような「出張先で仕事して、ついでに観光する」ということではないんだよ。私が思うには、ワーケーションはその働き方改革の一つとして、今まで行ってきた同様の仕事を、自ら選んだ、希望した場所でできることを可能にすることだと思うよ。
ともみ
今までなら決まった職場に定時に出社して、定時に帰るような、働き方が常識でしたよね。自ら選んだ場所で仕事をする、決まったオフィスで仕事をしないという考え方が出てきたのは正直驚きです。
真弓先輩
日本でも現状の働き方は問題視されていた背景があったんだよ。ワーケーションの前に、ここ10年ぐらいで起こっていた社会現象を思い出してみると…

首都一極集中から地方分散の動きがブームとして起こって、数年前からの「ふるさとテレワーク」などの事業は総務省を中心に昨今も継承されているよね。加えて、ワークライフバランス、ジェンダーフリー、いわゆる多様性尊重主義という考え方が一般的になって、地方分散・回帰などの様々な事柄を思いっきり統合させたキーワードが「働き方改革」ね。
ともみ
働き方改革ってテレワークやリモートワークのことですよね!
真弓先輩
テレワークとかリモートワークというのは、単なる手段で、働き方改革の本質を考えなきゃいけないんだよ。働き方改革などのコンセプトは、右ならえの生き方だけでなく、いろんな生き方を容認しようという流れ…つまりワークライフバランスやジェンダーフリーなど。年末に秋田RPA協会で開催したLe pieで「RPA女子とは」から派生して、話をしたように、これらはすべて多様性(ダイバーシティ)という文脈で、考え方が浸透しているよね。
ともみ
でも働き方改革は、一部の有識者や個別の企業中心に目立っているだけで、多数で浸透している状態とはまだ言えないですね。
真弓先輩
理由は、仕事の仕方や生活の状況を変革する必要性に、それほど迫られているわけでは無かったから。切羽詰まって変える必要性が無かったよね、去年の2月までは。
ともみ
去年の2月というと、新型コロナウイルスですね。
真弓先輩
そう。今までは働き方改革というお題目だけだったけど、実際に変革をする最も大きな推進力になったのは、皮肉にも新型コロナウイルスだったんだよね。東京オリンピックで部分的には地方へのシフトは予定されていたけど、あくまで一時的な首都圏の企業の仕事場所のシフトに過ぎなかったんだよ。
ともみ
今回のコロナの非対面による強制力は、仕事、地域、場面…ありとあらゆるものを大きく変えましたもんね!人と会わない、密にならない、大きな行動様式の変更ですね。
真弓先輩
もはや変更ではなくて、ニューノーマルと言われる、あらたな生き方の規範、ルールに変わってしまったといってもいいくらい。少し大げさかもしれないけどね。

★ ビジネスの分散が起こる日本 ★

ともみ
弊社は秋田県にありますけど、まだ県内での動きについては、極端な変化はないような気がします。でも、県外から来る、県外へ行くという機会はすごく減りましたね。
真弓先輩
だよね。今は非対面や密を避けるという行動様式になれることが中心だけど、これから変わった世界で、どう新たな生き方、ビジネスをするかということが問われることになるんだよね。特に顕著なのが、首都圏の大手企業。どんどん自社のオフィススペースを削減したり、中にはオフィスを無くしたりして、人を大都市圏に集中させないような仕事環境にさせるということを始めているよね。
ともみ
そうですよね。今まで大都市、首都圏集中していたビジネスパーソンがそこにはいなくなる、首都圏以外に行くしかなくなるわけですね。
真弓先輩
そういうこと。文字通りの新たな生活スタイル、ビジネススタイルが今まさに変わりつつあって、首都圏以外へのビジネスの分散が起こるよ。そして、もう一つのポイントは、出張などではなく、生活する場所で今までの仕事を行うことが必ず増えるということ。
ともみ
テレワーク・リモートワークは、コロナ禍の経験をもとにある程度慣れましたしね。
真弓先輩
まあ、テレワーク・リモートワークの一つである”ワーケーション”のありかたは、まだまだみんな経験していないので、どんな課題があるかどうかは、これから経験を積んでいくことになるけど。でも、首都圏から地方へ「人・仕事・生活」が急激にシフトしていくのは間違いないね。
ともみ
なるほど…。ワーケーションというのは、いろんな地域での観光とか出張先で、仕事も兼ねて観光ということではなく、仕事と生活が一体となるということなんですね。
我が社も県南のワーケーション拠点としてSemboku Workplex(センボクワークプレックス)※を設けたんですよね。
真弓先輩
そうなの。でも、そもそもワーケーションはまだ一般的には経験した人が少ないので、価値を伝えるというのは難しいんだけど、幸い、弊社はDXという、働き方改革と密接なITを活用したリモート、テレワークなど非対面などの仕組みの提案も行っているので、我々自身がワーケーションの実証者として、ユーザ企業や地域へよりよい提案できるはず。
ともみ
早くそこで自分も仕事したいです!是非行かせてください!!!

※ Semboku Workplex(センボクワークプレックス)
エイデイケイ富士システムが進めるDX、働き方改革を実践することを目的に、自らリモートワーク、テレワーク、そしてワーケーションを実践する拠点として、仙北市のあきた芸術村に2021年3月にオープンするワーケーション拠点。また自社の働く拠点だけでなく、全国から訪れるワーケーション需要に対しても今後は新たなビジネス創造のプラットフォームとして展開していくことを予定している。

※ 秋田ワーケーション推進協会
秋田ワーケーション推進協会(本部:秋田市)が2020年11月10日、秋田県内の交流人口、移住・定住など県外からの秋田へのシフトを目的に、秋田県内の有力企業を中心にワーケーション推進のための協会を設立。秋田ワーケーション推進協会は、秋田県の企業・自治体・大学に加え、首都圏の企業等が連携し、働き方改革の推進を図ることを通じて、交流人口の増大と移住・定住促進、更には本店機能の拠点分散による企業誘致の実現も視野に入れて、地域経済の活性化を図ることを目的として設立した。観光、文化、自然、産業などの秋田がすでに有している「秋田ならでは良さ」を生かしして、楽しく働き、生きることのためのエリア(ロケーション、ファシリティ)とソフト(ホスピタリティ)を用意して、県外からの人・仕事・企業を誘引する活動を行う。エイデイケイ富士システムは秋田ワーケーション推進協会の理事企業

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あきたDX通信>>>>> 編集長 伊嶋謙二 /// 編集スタッフ 堀井ともみ /// 主幹:鈴木守 /// エイデイケイ富士システム株式会社 DXセンター

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DX戦略部 紹介

DX戦略部 DX推進課 伊藤真弓

DX推進課の伊藤課長。バリバリのシステムエンジニア。

DX戦略部 DX推進課 堀井ともみ

プログラミング未経験で、何もわからずIT業界に入った新入社員。スポーツが趣味で毎週のようにテニスコートやジムに赴く。