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市場調査、マーケティングリサーチの運用重要性【あきたDX通信】

ともみ
調査っていろいろありますよね。我が社のようなIT市場関連だと、その市場規模に関する調査とか競合製品に関する調査とか…
真弓先輩
調査と言っても、何のための調査なのか、その結果をどう使いたいのか、そして調査の手法も目的によってかなりあるからね。そういう意味で言えば、調査はマーケティングの基本だからよく勉強してほしいな。
ともみ
わくわくします…!
真弓先輩
今日はIT、特に特定の市場について説明するね。例えば、弊社が、独自の特定業種における販売管理システムの独自ノウハウを持っているので、それをパッケージ化して、商品化したいと考えるとする。その場合、まずともみならどうする?
ともみ
いやー、実践的な話ですね。では、まずはGoogle先生に、「販売管理システム」とか聞きに行きますね。それで、世の中の販売管理システムとはどうなっているか、をまずは広く情報をゲットですね。
真弓先輩
それで?どうする?
ともみ
それから、個別の製品をチェックして、特長とか値段とかを調べて、弊社の製品と似たようなものを一覧にして、先輩に、これからどうするか相談ですかね(;^ω^)
真弓先輩
それから先はまだ分からないということね。
ともみ
似たような分野で行けそうな価格帯とかで、試しに売り出して、様子を見てから、修正しながら、本格展開に持っていくとかどうでしょうか。
真弓先輩
まあ、それだと見切り発車過ぎて、結果オーライもあるかもしれないけど、リスクが大きいし、マーケティングが機能していないね。
ともみ
やっぱり。。。
真弓先輩
マーケティングにおけるリサーチ、調査は、実際に商品を売るための基本図面の作成ともいえるから、極めて重要な役割なわけ。ここのプロセスを省いて、なんか行けそうだと思って、見切り発車で製品開発して、販売開始したりすると、結局強力なライバル会社がすでにいて、とても歯が立たなくて全く売れずに、開発や販売のために時間もお金も莫大な損失を被ってしまう、なんてことは良くあることなんだよね。
ともみ
うわー…、怖いですね。
真弓先輩
むしろ、期待して市場参入しようと思ったけど、市場調査をした結果、競合も激しいし、価格もたたき合いになっていて、儲けもあまり見込めないということが分かり、その製品投入をあきらめる、撤退するという判断もあるわけ。結果的には適切な判断だったということにもなる。
ともみ
そうですね、何も分からず、イケイケで開発や販売で事業に1年間費やしたら相当な投資になるわけだし、それが回収できないとなると、企業にとってダメージが大きいですね。
真弓先輩
だから、マーケティング、そして調査・リサーチが重要ということ。調査は、まず2種類あって、1.定量調査、2.定性調査があって、世の中の調査で、良く目にするテレビなど視聴率やスマホなどの導入率などは定量調査が基本になっている。定量調査は、統計的に十分計算できる信頼性のあるサンプル数を設定したうえで、必要な対象の視聴状態や導入状態をたずねる。その数は全数を聞く必要がなく、一定の有意な数たとえば1000件程度でも、全体の市場に対して、信頼性のある調査結果といえるわけね。選挙での出口調査などで、少ないサンプルで、開票、いきなり当確なんてのも、統計的な定量調査によって設計された手法でおこなうことから可能になっているわけ。手法としては区間推定という統計学的な理論があるから、あとで自分で調べておくように。
ともみ
統計学…数学苦手ですけど頑張って勉強します(*_*)

★ 定量調査と定性調査を理解してマーケティングに生かす ★

真弓先輩
一方、定量調査で、全体の傾向などが分かったとして、細かなカテゴリー、マーケティングでいえばクラスター別に、特異な傾向や個別の要件を聞き取って、定量調査の補完的な調査を行うことを定性調査というのね。個別面談やクラスター別のグループインタビューなんかが定性調査の具体的な手法だね。
ともみ
定量調査はどういう手法が多いですか?
真弓先輩
ともみには前に担当したと思うけど、いわゆるアンケートだね。以前なら郵送によるアンケートだし、その後の電話や、最近だとWebだね。
ともみ
あのー、調査の前段は分かりましたが、先ほどの具体的な製品戦略で、ある製品を市場に展開していくためのマーケティング、調査はどうすれば良いんですか?私だったら、とりあえずネット検索で、一時情報の収集をして…そのあとどうすればいいかわからないです。
真弓先輩
これから本題ね。調査の種類は2つあるということは分かったけど、何のために調査するか。今回だと、特定の業種に絞った販売管理システムの販売戦略ということだね。ではマーケティングの基礎として行うべきこと、考えるべきことはまず何だと思う?
ともみ
何でしょうか?
真弓先輩
大事なのは、次の3つ。①市場性、市場規模 ②競合製品、競合ベンダー ③当該市場の需要性 この3つが調査において重要なポイントになるね。
ともみ
なるほど。市場として将来性があるか、伸びしろがどのくらいあるかなどは重要ですね。それとその市場にはどの程度の競合企業、製品があるかどうかですね。いわゆるレッドオーシャンとかブルーオーシャンとかいう市場特性も理解しておいて…。さらにターゲット先の企業などが求めているのはどういう製品、サービスを求めているのか、などの情報を、きちんと調査で知っておく必要があるというわけですね。
真弓先輩
そうね、わりと多くの企業がこのマーケティングの重要なプロセスを飛ばしている。市場に出しても行けそうだからだと、見切り発車して失敗しているケースは多いはず。
ともみ
このあたりのマーケティング戦略は、開発部門や販売部門の為にも、連携して調査・分析・提言をしなくてはなりませんね。がんばらなくては…!!

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DX戦略部 DX推進課 伊藤真弓

DX推進課の伊藤課長。バリバリのシステムエンジニア。

DX戦略部 DX推進課 堀井ともみ

プログラミング未経験で、何もわからずIT業界に入った新入社員。最近"ワーケーション"を知り、興味を示している。