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中小企業のデジタル化はなぜ進まないの?【あきたDX通信】

★ 中小企業ってなんだ? ★

ともみ
うちのお客さんの属性を調べているんですが、結構規模の大きな企業もありますね。
真弓先輩
そうだね、うちのユーザの特徴は会計や生産管理などの業務システムを中心に導入していることが多いからね。
ともみ
コンピュータの担当者とかいる企業が多いんですね。
真弓先輩
一定の規模の従業員や売上がある会社は、情報システム部門などがないと、業務システムを導入して、自前で運用管理することは難しいからね。
ともみ
でもこれからやらねばならない新規開拓という、マーケティング的な我が社の課題から言えば、新規開拓するために、別のターゲット、もっと数の多い企業群を開拓したいところですね。具体的にはもっと規模の小さい企業とか。それなら結構、数が多いはずですよね。
真弓先輩
いわゆる中小企業ってことだね。
ともみ
我が社は中小企業をユーザとして開拓することについては、どうなんですか?
真弓先輩
もちろん開拓すべきとはと思って、スマートSMEサポーター認定を受けたり、クラウドサービスや自前の商材開発をしているけど、まだ、いろいろクリアしなくてはいけない問題があるよね。
ともみ
どんな問題ですか?

★ 中小企業のデジタル化を阻むもの ★

真弓先輩
もっとも大きな問題は、我々のようなITシステムを提案する企業からみて、中小企業にきちんとした提案ができるかどうかだね。
ともみ
それは、お客さんがどんな規模の企業でも同じではないんですか?
真弓先輩
中小企業のお客さんにきちんと提案して、”理解”してもらって、システムを仕上げることが大切なんだ。
ともみ
中小企業だとシステム規模もそんなに大きくなくて、大規模なシステムよりもスムースにいけそうな気がしますけど・・・
真弓先輩
理由は中小企業がITに掛ける予算が少ないということもあるけど、IT専任担当者がいないケースやスキルが大手企業に比べて不足しているということだね。
ともみ
ITに投資する金額が限られているということと、社内にITスキルが不足しているという問題があるということですね。
真弓先輩
そうね、特にお客さん側にスキルが不足しているということは、どういうことになると思う?提案する側では、ユーザ企業に対してじっくり時間をかけて提案して、導入してからもサポートする必要があるよね。
ともみ
つまり時間がかかるということは、人手とお金がかかることになるわけですね。
真弓先輩
加えて中小企業は大企業に比べITシステムに十分な費用を掛けられないために、外部のSI会社に頼みにくい、SI会社の提案も受けにくい・・・・・という良くないサイクルに陥っているわけよ。
ともみ
うーん、そうですか。シビアな構造が出来上がってますね。ところで、そもそも中小企業ってどのくらいの数、日本にあるんですか?
真弓先輩
上場企業ってわかるよね。これが日本には約3,700社あるんだけど、これがいわゆる大企業という典型的な企業。それで売上高でみると、こんな感じ。

日本における民間企業の規模感(資料:ノークリサーチ社)

大企業(年商 500 億円以上)

約3,300 社

中堅企業H クラス(年商 300 億~ 500 億円)

約2,200 社

中堅企業M クラス(年商 100 億~ 300 億円)

約10,100 社

中堅企業L クラス(年商 50 億~ 100 億円)

約13,500 社

中小企業クラス(年商 5 億~ 50 億円)

約177,700 社

小規模企業クラス(年商 5 億円未満)

約1,174,000 社

ともみ
これでみると、年商100億円を超える企業って、15,000社くらいしか無いんですね。さっきの日本の企業数、約400万社ということからすると、もはやほとんどが中小企業ということになりますね。
真弓先輩
従業員数、売上高、資本金、業種によって違いはあるけれど、ほとんどが中小企業に含まれる。個人や零細企業まで含めると約400万社あるといわれている、国内の企業数のうちのほとんどが中小企業ということ。でも中小企業はそのうちどのくらいが本当のターゲットとなるかだね、我が社の場合は。まあ我が社自体も中小企業なんだけどね。
ともみ
そうですね。でも、考え方によっては、とてつもない大きな市場が未開拓になっているともいえるわけですよね。
そして、大きな市場である"中小企業"のデジタル化が進まないことには日本のデジタル化やSociety5.0は実現されないということですね。
でも、クラウドサービスのような、月額課金の安価なサービスを直接提供できるならば、可能性は大いに期待できそうですね。少し希望が見えてきました・・・!
真弓先輩
国でも中小企業の現状を見て、いろんな具体的な施策を打ち出しているね。「中小企業デジタル化応援隊事業」や「IT導入補助金」とかね。それらを改めてどう活用してもらうかを考えましょうね。

次回は、「DXはすべてを変える特効薬なのか?」

企業規模を超えて、DXは我々をとりまくビジネス環境を大きく変えることになるのか
この点をともみと真弓先輩が、強烈な結論を、見出す!か?

次回、ご期待ください。

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あきたDX通信>>>>> 編集長 伊嶋謙二 /// 編集スタッフ 堀井ともみ /// 主幹:鈴木守 /// エイデイケイ富士システム株式会社 DXセンター

DX戦略部 紹介

DX戦略部 DX推進課  伊藤真弓

DX推進課の伊藤課長。バリバリのシステムエンジニア。
趣味は旅行。コロナにおびえつつ温泉旅行に向けて着々と準備を進める。

DX戦略部 DX推進課  堀井ともみ

文系+体育会系で、何もわからずIT業界に入った新入社員。趣味のテニスがオフシーズンに入ったが、ひそかに練習量を増やしたいと考えている。